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咬み合わせ改善

良い咬み合わせと悪い咬み合わせ

我々は普段の食事・会話・呼吸などで、ほぼ無意識に近い状態で絶えずお口(顎)を動かし続けています。
その中でも特に、食物の咀嚼には強い力が必要となります。
咀嚼するためには、下顎と上顎に付着した多くの筋肉が協調して、タイミングを合わせ、勢いよく上下の歯をぶつけ合って、歯の間に挟んだ食物を噛み潰します。
咬み合わせが良い場合は、左右のバランスが取れて、咀嚼が円滑に行われます。一方、咬み合わせが悪く、左右差があると筋肉の協調に支障が生じ、咀嚼に関わっている筋肉全てに悪影響を及ぼしてしまいます。
その結果として、頭痛・肩こりなどの症状が見られることが多く、既に咬み合わせが悪化していることが予想されます。

悪い咬み合わせが引き起こす症状

咀嚼という運動は、上下額骨・顔面及び、頭蓋に付着した多くの筋肉によって行われる繰り返し運動です。
正常な咀嚼は、左右均等に効率よく行われるべきですが、左右にアンバランスが生じると、毎日繰り返すうちに、ストレスが蓄積します。
具体的には、顎の開閉運動時の異音に始まり、開口障害・偏頭痛・耳鳴り・睡眠障害などですが、頭の位置のズレを伴った場合は、肩こりや腰痛、ひざ痛にまで影響を与えます。
幸い身体にはある程度の許容量がありますが、この限界を越えた時、すなわち症状が出始めた時は既にある程度病気が進行していることを意味します。
また症状が進行してしまい、お口から遠く離れた所に影響が出た場合、その痛みと咬み合わせの狂いに因果関係があると推察するのは容易なことではありません。

おそらく歯科にたどり着くまでに、医科の様々な検査をお受けになっていると思います。
咬み合わせの不具合が、まだお口の周りに限局している内に、歯科での咬み合わせチェックや治療にお越しください。

  • 咀嚼筋の異常により引き起こされる口腔内の諸症状

    • 顎関節症

      顎関節症とは、「顎が痛い」、「顎の関節がカクカクなる」、「口が開けづらい(開かない)」、「口の開閉時に痛みがある」などの症状の総称です。顎関節症と言っても、顎の筋肉痛のような軽い症状のものから、顎の骨の変形や開口障害など、手術を必要とする重い症状のものまで幅広く存在します。

    • 歯ぎしり

      個人差はありますが、ひどい方の場合、ガリガリ、ギリギリと激しく音が鳴ったり、その力は驚くほど強く、歯が欠けたり、折れたりすることもあります。強い力を受けているのは、歯だけではなく、歯ぐき、顎、肩などにも、負荷が様々な病気や症状を引き起こす原因にもなりかねません。

    • くいしばり

      一般的には「くいしばり」や「咬みしめ」と表現され、上下の歯をギューッと強い力で噛みこむ症状です。 このタイプは、夜、寝ている時にかかわらず、昼間でも起こります。また、多くの場合は音が出ませんので、本人も周りの人も気が付きにくいので、歯ぎしり以上に注意が必要です。

当院の咬み合わせ改善の治療

  • 当院では、咬み合わせに関係する検査を行い、正しい咬み合わせへの誘導や、それぞれの症状に即した方法で治療します。
    しかし、症状の程度や発症までの経過時間の違いにより、症状改善に要する期間の個人差が大きいです。 また、咬み合わせの改善には、皆さんが想像される以上に、身体への負担が大きいので、治療を慎重に進めます。
    以上のことから、患者さんにも継続した通院にご理解・ご了承のほどお願いいたします。

  • 咀嚼筋の異常により引き起こされる口腔内の諸症状

    • レーザー療法

      顎関節症の治療では、よく歯科用レーザーを利用します。
      レーザーの特徴としては、痛みに対しては即効性の鎮痛作用、炎症に対しては代謝力アップによる抗炎症作用があります。

    • 咬み合わせ調整

      調整自体は、歯を少し削るだけの簡単な処置に見えます。しかしながら、その調整が正しいかどうかを判断することが大変難しいことで、調整を間違えてしまうと、かえって症状を重くしてしまいます。そのため、当院では安易な調整は厳に慎んでおり、”削るより盛り足す“より安全な治療を行います。
      また、歯の欠損部の回復も咬み合わせの調整には重要です。

    • マウスピース療法

      当院では、軽症者用マウスピースと重症者用マウスピースをご用意しております。これらは、主に顎の筋肉の痛みと筋肉の緊張を和らげるために使用しております。
      顎関節症による痛みがなくても、歯を嚙みしめたり、歯ぎしりがある人には、その癖を直すために使用することもあります。

治療の流れ

  1. Step01症状の問診

    ご記入いただいた問診票の内容を基に、気になる諸症状についてお聞きいたします。

  2. Step02口腔内視診・検査

    患者さんの口腔内を拝見し、噛み合わせなどの問題点を診査・診断いたします。

  3. Step03治療計画の説明

    診断結果を基に治療計画を立案し、分かりやすく説明させていただきます。

  4. Step04治療

    咬み合わせの微調整からマウスピースを使用した治療まで最適な治療を行います。

    治療内容

    • レーザー療法
    • 咬み合わせ改善
    • マウスピース療法
    • 矯正療法
    • 補綴療法

歯科治療に必要な矯正も行っております

全体的にはそれほど歯並びに問題はないが、部分的に歯並びが気になる場合は部分矯正(Local Orthodonthic Tretment=LOT)を行います。
全体矯正ほど時間がかからず、少し歯を矯正するだけで理想に近い治療を行うことが可能になります。
この部分矯正は、むし歯や歯周病の治療にあたり、他の歯の歯列を整え、適切な治療ができる環境を整える際にも行います。
適切な治療ができるだけではなく、普段の歯磨きの際にもしっかりと磨くことが出来るようになるため、歯科疾患の予防にも繋がります。
検査をしたうえで、患者さんと相談をさせていただいてからの治療となりますので、まずはカウンセリングへお越しください。