健康な歯を保つために
欠かせない定期検診
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むし歯も歯周病も共に細菌感染症によって発症するお口の病気です。我々、歯科医師や歯科衛生士は、これらの病気を治療する専門家です。治療によって”元の歯のように”することは可能ですが、残念ながら元の歯に戻すことは出来ません。
「悪くなったら治療する」ということを繰り返していると、だんだんとオリジナルの部分が少なくなり、歯の寿命を短くしてしまいます。
むし歯菌や歯周病菌に対して、受け身な姿勢ではなく、”積極的な守り”の姿勢が予防治療です。 -
むし歯・歯周病の「予防・早期発見・再発防止」が可能
当院では次のような場合、定期検診でレントゲン撮影を行います
- 視診により、むし歯の疑いのある歯が見つかった場合
- お口の中に多くの被せ物が装着されている場合
- 過去3年以上、口腔内のレントゲンを撮影していない場合
※また、妊娠中などでレントゲン撮影を避けたい方は、スタッフにお伝えください。
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当院の取り組み
歯科衛生士と歯科医師の徹底したWチェックで高い予防効果が期待できる
定期検診のために来院された患者さんも歯科衛生士だけが診察するのではなく、歯科医師もお口の中を確認させていただきます。
歯科衛生士と歯科医師によるWチェックを行うことで、小さなむし歯の早期発見・治療に繋がり、効果的な予防治療を可能にしています。 -
健康な歯を長く維持し続けるために
歯を失ってしまっても、ブリッジやインプラント、入れ歯など既に確立された治療法があります。しかし、持って生まれた自分の歯を一生涯使い続けることは、素敵だと思いませんか?
その理想の実現のために、我々も「お口のプロ」として最善を尽くします。また、既に歯科疾患に悩まされている方には、我々が共に闘います。 -
歯科疾患(歯や歯ぐきの病気)の進行抑制
“形あるものはいつか壊れる”これは真実でしょう。しかし、だからと言って長持ちさせる努力を諦めてしまうのはもったいないと思いませんか?
定期的な点検、コツコツと地道な通院治療、この努力が将来を大きく変えます。
我々と一緒に歯の未来を明るくしましょう。 -
歯科治療が苦手な方は、歯科疾患の進行状態の確認や応急処置としてご利用ください
今も昔も歯の治療に対しては、あまり良いイメージを持っておられない方がほとんどです。中でも、幼いお子様や過去の体験が原因で治療恐怖症に陥っておられる方にとっては、医院にお越しいただいて、お口を開けるまでに相当な覚悟と勇気が必要なはずです。
本格的な治療は、ひとまず脇に置いておいて、過去の清算と新たな信頼関係を構築するために、定期検診をお気軽にご利用ください。
当院の予防治療について
当院の予防治療では、むし歯や歯周病に苦しんできた患者さんを負のスパイラルから解放することを目指しております。
人生の後半戦と言われる50代以降、20本以上の天然歯を残しておくためには、その前からの備えが必要不可欠です。
「まだ心配しなくても大丈夫」では、遅いこともあります。いつまでもご自分の歯で食事や日常生活を快適に過ごしていくために、予防に取り組んでお口の健康を守りましょう。
当院の主な
予防治療メニュー
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プロによるクリーニング「PMTC」
PMTCは歯科医療のプロが行うお口のクリーニングです。ご家庭でのセルフケアでは取れない歯石やステインなどの汚れから、むし歯や歯周病の原因となる細菌まで、除去することができます。また、歯面を滑らかにし、汚れや菌の付着を少なくすることで、むし歯や歯周病のリスクが下がります。
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むし歯菌の侵入を防ぐ「フィッシャーシーラント」
フッ素を添加した樹脂でむし歯菌の棲み家となる奥歯の溝を封鎖してしまう処置です。歯を削らないことと樹脂に添加されたフッ素が徐々に放出されることによる長期的な予防効果が期待できます。
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むし歯に負けない強い歯に「フッ素塗布」
歯面に高濃度のフッ素を塗布して、フルオロアパタイトという酸に強い結晶を形成し、むし歯菌に負けない強い歯を作ることができます。
また、再石灰化と呼ばれる歯の修復作用を促進する働きもあり、初期のむし歯であれば、フッ素塗布のみで治る可能性があります。
歯の質が柔らかい乳歯や、生えたばかりの永久歯には、定期的にフッ素塗布を行い、むし歯に負けない歯を作っていきましょう。 -
ご自身でも歯を守れるように「ブラッシング指導」
毎日のブラッシングは予防の基本です。これがきちんとできていなければ、むし歯や歯周病を予防することはできません。多くの方が、毎日歯磨きをされていると思いますが、正しく効果的に磨けているかを我々にチェックさせてください。
当院では、患者さん一人ひとりのお口の状態や、ライフステージに合わせて、最適な方法をご提案・指導させていただいております。また、セルフケアの質を上げるために、繰り返しの受診をお勧めいたします。 -
予防の近道「定期検診」
早期発見のためのWチェック
定期検診の際、歯科衛生士と歯科医師によって各種検査とともに、歯の僅かな変色・ひび割れ・揺れをWチェックし、早期発見に努めております。問題箇所が見つかった場合は、専門家の立場で状況をご説明させていただき、患者さんのご要望に寄り添いながら、経過を見るか、治療を行うべきか、治療方針を決めていきます。
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再発防止の対策
むし歯菌や歯周病菌の活動が活発な方は、1~3ヵ月に1度、お口の中のお手入れが行き届いている方は、4~6ヵ月に1度といったペースを目安に患者さんと相談しながら決めてまいります。